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内燃機関(AICE)車

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内燃機関(AICE)車では、エンジン部品に成膜するコーティング膜に対し、燃費向上の観点からは低摩擦化が、耐久性を高める目的からは耐摩耗性の向上と一層の厚膜化が要求されています。

低摩擦化の点では成膜表面の平滑化が求められますが、従来の成膜法によるDLCコーティングではドロップレットの抑制が難しく、研磨仕上げなどによってドロップレットを除去し、平滑化を図っていました。これに対しFCVA成膜技術による水素フリーDLCコーティングであるta-C膜では、上述の技術によってドロップレットの生成を防止、極めて平滑な成膜表面が実現できることから、成膜後の後処理を大幅に軽減でき、生産性向上と生産コスト低減に寄与できます。

また、耐久性につながる厚膜化への要求に対して、密着性の高い10μm厚以上の厚膜ta-Cと成膜装置の開発に成功。自動車の省燃費化と耐久性向上を実現できるピストンリングやピストンピン、エンジンバルブ、バルブリフターなどエンジン部品を中心に採用が広がっています。

一方、エンジン部品を潤滑する省燃費エンジン油には摩擦調整剤「モリブデンジチオカーバメート(MoDTC)」が配合されており、このMoDTCが水素含有DLC 膜を損傷・劣化させるという問題がありますが、MoDTCによる膜の劣化のない水素フリーDLC膜、つまりta-C膜はMoDTC対策が図れ、自動車の省燃費化と耐久性向上に貢献する手法として、ますます注目されてきています。
 


電気自動車(EV)

燃料電池車(FCV)

電気自動車(EV)の駆動用モーターでは小型化・軽量化と高出力化を両立するために高速回転化が不可欠になっており、モーターの回転軸を支える軸受の高速回転化に向けた技術開発が進んでいます。軸受の高速回転化に伴いグリースの潤滑不良などが懸念される中、FCVA成膜技術による水素フリーDLCコーティングであるta-C膜は、高い潤滑性(低い摩擦係数)と優れた耐摩耗性から、EV駆動用モーターの軸受の高速回転での信頼性を向上させます。

また、フロントガラス周辺に走行情報などを表示するヘッドアップディスプレイ(HUD)では、樹脂成形品にアルミニウム(Al)膜などをコーティングしたHUDミラーが光学系に組み込まれていますが、FCVA成膜技術によるAl膜はその優れた平滑性などによって、プロジェクタからの表示光の利用効率を決める反射率を高めるほか、低温成膜によって樹脂基材の変形・変質が起こさずに高い密着性を実現、長期にわたってその光学特性を持続させます。
 


燃料電池車(FCV)

燃料電池車(FCV)の発電装置の性能を高めるセパレータ(バイポーラプレート)の保護膜には、発生した電気を効率良く伝える導電性と、スタック内が強酸環境であることから耐食性が求められる。FCVA成膜技術による低温成膜可能な高硬度水素フリーDLC薄膜(ta-C膜)であるSydroDIAMONDは、高い導電性(低い電気抵抗)、高耐食性を実現、FCVスタックの高性能化に貢献します。

低温でコーティングを行っているため、基板材料の変形、変質がなく生産歩留まりを向上させるほか、量産用インライン型FCVA成膜装置による高生産性によってバイポーラプレートの生産コスト低減に寄与します。

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